働きたくない心理とベーシックインカムがもたらす未来

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働きたくない心理
「働きたくない」「自由に生きたい」「気ままに暮らしたい」という心理は誰もが持っています。

その希望を叶えられる制度がベーシックインカムで、どんなメリットや問題点があるのかまとめてみました。

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働きたくない心理

入社から3年以内で会社を辞める割合は近年になって増えていて社会問題になっています。

現代社会に対して嫌悪感を持つ者から「働いたら負け」という言葉は支持されており、どのような心理で働きたくないという思考に至るのか見ていきましょう。

  • 激務の毎日で体力が精神力が限界点を超えている
  • 就職先が自ら望んだ業種や職種でない場合は仕事内容に興味が出ない
  • 人間関係のもつれなど職場環境が良くない
  • 経済的に困らないような裕福な家庭で育った
  • 目標や意欲を持たないで何となく毎日を過ごしている

このような心理が働き、今の仕事を辞めたいと考えるようになります。

働きたくないけど働いている

何かしらの理由があるからこそ働きたくないのに働いており、それはお金を稼がなければ生きていくことができないからです。

  • 仕事をしていないニートは世間一般からおかしな目で見られる
  • 世間体を気にして今の職場で働き続けている

このような理由も多少は考えられますが、基本的には生活費を捻出するために嫌なことがあっても我慢して働き続けています。

裕福な家庭に生まれたり親から援助を受けていたりという方は、働かずに好き勝手な毎日を送っているかもしれません。

しかし、全ての人間が該当するわけではなく、働かない生き方を選択できないからこそ働いているのです。

会社の労働環境や人間関係が嫌で起業したとしても、お金を稼ぐために仕事をしなければならない点では同じなのではないでしょうか。

働きたくないけど働いているからこそ精神的なストレスが加わり、うつ病や自律神経失調症といった病気を発症する原因となります。

ベーシックインカム

以下ではベーシックインカムについてまとめてみました。

ベーシックインカムとは?

ベーシックインカムとは就労や資産の有無に関わらず、政府が全ての国民に対して生活していく上で必要最低限となる現金を無条件で支給する構想のことを指します。

全員に無償で給付されるので共産主義や社会主義と批判されることが多いものの、ベーシックインカムの制度が取り入れられることでどんなメリットが得られるのか見ていきましょう。

  • 最低限の生活保障費用が給付されるので働きたくない人にとっては願ってもない制度
  • 生活苦による無理な残業や過酷な労働から解放される
  • 「1週間に3日だけ働く」「1年間は思い切り働いて翌年は海外で休む」など働き方が多様化する
  • やりたくない仕事を無理にこなす必要性がなくなって逆に労働意欲が高まる
  • 生きるために無理をすることがなくなるのでブラック企業が淘汰される
  • 誰もがやりたくない仕事は賃金が上がるので頑張った人はお金を稼げる
  • 働く時間が減れば自由な時間が増え、勉強やボランティアなど有効活用できる
  • 不要な建設物な製品などを作らなくなり、自然環境の破壊を防いで資源を守れる

上記のようにベーシックインカムにはたくさんのメリットがあり、海外では特に関心が高まっている制度の一つです。

スイスでは導入が検討され国民投票もされた

スイスでは以前からベーシックインカムの導入が検討されていて、2016年の6月に国民投票が行われました。

<ベーシックインカムの是非を問う国民投票の結果>
賛成:23.1%
反対:76.9%
投票率:46.3%

出典: スイス国民投票「ベーシックインカム」を否決 - 朝日新聞

このように約77%で否決されたものの、世界的にも大きな話題となりました。

ワーキングプアなど従来の社会保障では救えなかった人々も助けられるのがベーシックインカムで、「行政の裁量を減らせるシンプルな仕組み」「生活保護のように受給が恥ずかしくない」「ミスや漏れが起こりにくく公平感がある」というのが賛成派の意見です。

にも関わらず、残念ながらスイスでは否決となり、「なぜたくさんのメリットがあるのに国民は賛成しないのか?」と疑問を抱える方は多いのではないでしょうか。

その大きな問題が財源の捻出方法で、国を滅ぼしかねないデメリットがあります。

スイスの政府も財源不足を反対理由として挙げており、金額は改めて検討されるようですが賛成派の中には大人は毎月2,500スイスフラン(約26万円)、子供は625スイスフラン(約6万5千円)の支給を提案していたようです。

これだけの金額を捻出するのは現実的ではありませんし、経済競争力がなくなるのも懸念要因の一つとなっています。

ベーシックインカムによって働く人口が減って労働力が失われれば産業は衰退していき、「必要最低限の生活さえ送ることができればそれで良い」と考えれば働かない人が増えるのです。

このような背景があり、スイスの国民投票では否決という結果になりました。

将来的に日本で実現できるのか?

「ベーシックインカムは将来的に日本で実現できるのか?」という疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。

確かに、理想的な制度ではありますし、貧困層を救えることから新たな未来が待っています。

経済学者の中にもベーシックインカムを導入すべきと主張している方はいますが、上記でご説明したように財源に焦点を当てれば日本での実現は厳しいと言わざるを得ません。

日本では年金や医療、生活保護や介護など社会保障が縦割りになっているのが特徴で、最低限所得保障に一本化できればかなりの行革となります。

それでも、毎月12万円を全国民に支給したと仮定すると1年間で173兆円という莫大な財源が必要となり、金額を低く設定すれば貧困ラインに引っ掛かって現行制度の改善とは程遠くなるのです。

  • 働きたくても働けない人を救える
  • 働きたくない人は無理に働かなくても良い
  • 裕福な生活を送りたい人は働けば良い

このような利点のあるベーシックインカムは正にユートピアですが、今のところは導入されることはないと考えた方が良いでしょう。

しかし、100%導入されないと決まったわけではありませんし、格差が広がって労働の形も少しずつ変化しているので、導入に対する議論は今後も続くと仮定できます。

働き方はすごいスピードで変わっていく

日本では働き方が物凄いスピードで変わっており、「一つの会社に入って定年まで働き続けるのが普通」という一昔前の考え方は成立しにくくなりました。

日々の生活では特に実感できないかもしれませんが、今やインターネットやスマートフォンの技術によってどんな場所にいても世界と繋がることができ、その影響で働き方も革新的に変化しているのです。

  • 正規雇用や非正規雇用などの労働形態の変化
  • 特定の職場を持たないノマドワーカーなど場所の変化
  • 働く時間や価値観の変化

たった数十年間に焦点を当てても働き方の変化のスピードは速く、従来の日本のような会社や組織が中心という考え方とは掛け離れています。

会社に縛られる窮屈さがなくなって自由になった代わりに、私たちは自分自身で責任を持って働き方を選択しなければなりません。

ベーシックインカムのような夢のような制度は今のところ実現されることはなく、誰かから支持された方が楽なので自ら決断していくスキルが必要となります。

まとめ

働きたくないけど働いている現代人が多いこともあり、ベーシックインカムは世間的に注目を集めている制度の一つです。

しかし、ここ数年間で実現される可能性は低く、お金を稼ぐためには何かしらの方法で職を探さなければなりません。

嫌なことから逃げたい心理は十分に分かるものの、働き方が多様化している現代で自分に何ができるのかゆっくりと考えてみてください。

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