この世から消えたい、死にたいと考えていた中学3年生だった私

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寄稿者:向日葵(50代前半・専業主婦・♀)

はじめまして。私は、現在52歳の主婦です。

物心ついた時には、人間関係が苦手で、教室のすみに息をひそめて座っているような子供でした。中学生になると、学校という空間自体がとても苦痛であり耐えがたいものに……。

そんな私が母にとっては許せない存在だったようで、母の言葉の暴力が続きました。今でいうモラハラでしょうか。

そして中学3年生の14歳の時、進路を決めるための三者面談で母の暴言が飛び出しました。それをきっかけに、私はこの世から消えたい、死にたいと思うようになったのです。

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「子供時代の私」

そもそも私は、人と上手にコミュニケーションを取る事が苦手な人間でした。小学校に入学した時から、大勢の中にいる事がとても辛かったのを覚えています。そのため、教室の片隅で目立たないようにしていました。

この頃から、学校に自分の居場所はなかったように感じます。そのうえ勉強ができない要領の悪い私に、母は苛立っていました。

私には妹がいるんですが、その妹は勉強もでき友達もたくさんいて、絵にかいたような優秀な子供でした。

そのために、私はいつも妹と比べられました。私のやる事は、全て母の怒りを買う事になりました。

それだけではありません。その頃、父の仕事がうまくいかなかった事もあり、母は常に不機嫌な状態……。

それを吐き出すように、私は訳もわからず怒られました。

「あんたは本当に役に立たない!」
「もう目障り!」

怖くて反抗できない私は、ただ黙ってそれを受け止めるしかありませんでした。

そんな私は家の中でも自由がききません。私は観たいテレビ番組を観る事を禁じられていました。

だから、学校で話題の歌番組などが観れず、余計クラスメイトと話す機会を失っていきました。そんな私の逃げ場は読書でした。

1人部屋にこもり、ひたすら図書館で借りた本を読み続けました。自分の苦しい心が平常心になるまで、ひたすら本を読み続けました。

高校受験のための三者面談で発した母の一言

中学生になるころ、母と父の関係もどんどん悪くなっていくように感じました。妹は、成績優秀で母にとっては自慢の娘。どんなわがままでも妹の望みは叶えられる環境でした。

母は、とことん妹には甘く接していました。その態度と反比例するように、私へのあたりはキツくなっていきました。

決定的だったのが、中学での高校受験の時の三者面談の時の母の一言です。

今でも忘れません。良い子を演じてきた中学校の先生の前でこう言ったんです。

「この子は、反抗期で親に口答えばっかりする子なんです。性格も悪く、毎日本当に困っています。」

この人、何を言っているんだろうと思いました。毎日、母親の言葉の暴力を私は無言でうけとめていたのに……。先生はその母親の言葉に驚いて、言葉を失っていました。

そして次の日……、

担任は私の名前こそ出しませんでしたが、三者面談で驚いた事として、私の話をしました。私は自分の机に顔をふせ、涙をぐっとこらえました。

もうこの世から消えてしまおう、死んでしまおう……。

私はもう限界にきていました。

その日の夜、一人公園でぼーっと月を見ていました。とても長い時間そうしていたのを覚えています。

ただ私には、死ぬ勇気も家以外に帰る場所もなかったんです。だからあの家に帰るしかありませんでした。

それからは、ひたすら自分の殻にとじこもりやり過ごしました……。

今、あの日を振り返ると……

ただ50才を過ぎてすごく感じるのは、あの時、死を選ぶ勇気がなくて良かったという事です。私は、学校にも家にも居場所がなく苦しいだけの日々でした。

毎日、消えてしまいたい、死んでしまいたいと思っていました。でも、人生には、苦しい事と幸せであることの数はみんな同じだと感じます。

こんな私にも好きな人ができ、その人と結婚することができました。年齢を重ねて、小さな幸せをたくさん見つける事が出来るようになりました。

でも、相変わらず私は人間関係が苦手です。見た目が弱く見える私には、母だけでなく、何人かの人に言葉の刃を向けられたこともあります。

そんな時は、そこから逃げれば良いのです。嫌なところから離れて、一人で本を読んだり、空想の世界に遊ぶことで、少しづつ心が修復される事に気づきました。

時間とは、すごいものです。時間は、悲しさも忘れさせてくれます。

これからの生き方

私の性格は、もう変わる事はありません。母との関係は母が老いた事で、昔ほどの溝はなくなってきています。

人間は、生まれた時から、死へのカウントダウンが始まっています。私も52歳です。あとどれくらい生きられるだろうかと考える事が、最近よくあります。

自分で死を選択しなくても、必ず誰にでも死は訪れます。それなら、生きられるだけ、生きてみようかなと思う今日この頃です。

もしかしたら、明日小さな幸せに出会えるかもしれないと思いませんか?

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