小学校頃の私は周りに比べると身長も小さく太っていた方でしたが、明るく活発で目立ちたがり屋でした。
それを気に食わないと思う人達によるいじめにあい、目立った行動を自粛する様になったのですが、それでもいじめは無くならず小学5年の頃には死にたいと思う日々を過ごしていました。
そんな私の心の葛藤やそれでも前に進んだ経緯を書かせていただきます。
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いじめのはじまり
はじまりは些細な出来事でした。
小学校に入学した私は周りと比べると小柄で少しポッチャリしていたので、上級生の学校案内で可愛いともてはやされて嬉しくて少し舞い上がっていました。
その後、それを見た幼稚園からの友達は気に食わなかったのか3人程で絡んできて私をいじめる様になりました。
それでも何とかしていじめから逃げたり、理由を聞いたりしてどうにか和解して乗り越える事が出来ました。多分これは早い段階でやっていた事が良かったのだと思います。
それからはある程度いじめを受けないでいたのですが、2年生の時に学校のトイレに余り入りたくないという気持ちから家までガマンしていたのですが、帰り道でガマンの限界がきてしまいおもらしをしてしまいました。
その事がいじめを再発させてしまったのです。
はじめは元々いじめをしていたメンバーからでしたが、それが広がってクラス以外の人達からもいじめを受ける様になっていきました。
エスカレートするいじめ
いじめは少しずつエスカレートしていきましたが、主に暴力によるいじめが大半でした。
私は色々と考えたりする方で、その気になって反抗しようと思う事もありました。でも、やはり土壇場になるとびびってしまう私…。
いじめをしてくるメンバーの仕返しを恐れてしまい、やっぱり何も出来ず逃げ回る日々が続いていました。
時には制服を汚してしまい、親にいじめを疑われたのですが、迷惑をかけたくない気持ちから何とかウソをついてごまかしていました。
誰かに相談したら、どこかからバレて大きな仕返しがくるかもしれないという気持ちから、誰にも何も言えずにいました。
いじめが少なくなってきたので
3年生にあがった時にクラス替えがありました。
そして、私をいじめていたメンバーとはクラスが変わり、大きくいじめを受ける事が無くなっていきました。
それによって私は周りに親しい友人を作って楽しく過ごしたり、新しいクラスになって学校に行くのが楽しくなりました。
ですが、そんな楽しい日々も束の間……。
ある日、クラスに他校から転校してきた生徒がやってきました。私はその子と親しくなり友人となりました。
これが転機となってしまい、その事を気に入らなかったクラスの数人からいじめを受けるようになってしまいます。
以前にいじめてきたメンバーもその事を知り、またいじめを受ける日々がはじまりました。
徐々にいじめはエスカレートしていくことに……。
そして死にたいと思った
決定的な出来事は5年生になった時に起きました。
クラス替えがあったのですが、そのクラスではいじめをするメンバーが多数いたのです。
今まではクラスが離れていたりしたので、いじめが発生する時間帯というのが限られていたのですが、同じクラスになった事により、時間を問わずにいじめが起きるようになりました。
そんな日々が続いて学校に行くのも苦痛に感じる毎日が続くのですが、親には心配をかけたくないと無理をして登校するという日々が続いていました。
そんな事が続いていくとたどり着く考えは死にたいという事でした。
苦痛を受ける日々ならいっそのこといなくなってしまえば楽になると考える様になり、どの様な方法で死んだら楽になれるかを考える日々が続きました。
考えていく内に違う考えに変わっていった
死にたいと思う毎日を過ごしていたので、当然日々苦痛を伴う毎日で生きていく事を終わらせたいという考えになってその方法を選べずにいました。
そう考える様になって考え続けてたどり着いた答えは、死んだ後の事を思う様になっていきました。
私という存在がいなくなる事によって、親は忙しいのに葬儀の為に時間を作らないといけないし、当然費用がかかるから大変な思いをさせてしまうとか考えたりして降りかかる迷惑という点を大きく考えるようになっていました。
そう思えば私自身が何とか耐える事で済ませれる問題だと思うようになり、相手も殺すまでいじめはしないと思えるようになりある日大きな勇気を持っていじめの最中に大きな声で叫んでみました。
それからというもの親や先生にはいじめを告白し、完全にいじめは無くなってはいませんでしたが、回数が減っていき最終的にはいじめをしていたメンバーともやり取り出来るまでになっていました。
それでも変わらない日々であれば死んでいたかもしれませんが、死んでもいいと思ってとった行動により少し変化を与える事が出来て変える事が出来て今でも生きていけてます。
今、あの時を振り返ると……
いじめを受ける事は苦痛を伴う日々となりますので、死ぬことを決断させるまでに至るかもしれません。
ですが、死んだ後の事を考えて残された家族の事を思うと少しは踏み止まることも出来ると思います。
そして、死を選ぶ前に死ぬ覚悟を取って行動する事で少しだけでも最終地点を変える事も出来るかもしれません。
ただ、私はそれが出来ただけの事でもあります。
誰もが同じようには出来ませんが、それでも何かしらやれる事はあると思います。
それをやってからでも遅くはないのではありませんか?
死を選ぶ事はかなりの覚悟が必要な事ですから。