いじめられた経験は私を強くした。死ななくて本当によかった。

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寄稿者:シン(30代前半・会社員・♂)

はじめまして、東京都在住の男性32歳、会社員シンです。

私が死にたいと思うほどの経験をしたのは、小学6年生だった12歳の頃です。このような思いに至った原因は、「いじめ」です。

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はじめはクラスの人気者でした

父親の仕事の都合で、小学校低学年の頃に、都会から田舎に転校することになりました。

転校して間もない頃は、都会から転校してきたというモノ珍しさ、運動も勉強もそこそこできたこともあり、自分で言うのもなんですが、クラスの人気者でした。

生徒会やクラブ活動の部長、学級委員長なども務めました。ですが、人気者のポジションにあぐらをかいて、若干調子に乗っていた部分も否定できません。

荒れる生徒も出てくる小学5年生くらいから、恨みや妬みといった感情を、私に抱いていた生徒もいたような気がします。

小学6年生になりいじめられるように

その悪しき感情が爆発し、私に対して「いじめ」という形で牙を向いたのは、小学6年生の春先のことです。

最初に異変を感じたのは、放課後サッカーの時です。

ランドセルをグランド脇に置いていたのですが、帰り際ランドセルに唾が吐きかけられていました。

そのときは、故意ではなく、たまたまかなと少し苛々した程度でした。しかし、その翌日にこの唾を吐きかけられた行為は、わざとだったと知ります。

朝いつもどおり学校に登校。お道具箱を開けようとすると、その中身の定規や、クレパスなどにカッターナイフで複数の傷が付けられていました。

そして「死ね」という大きな文字が刻まれていました。

これらを見た瞬間の感情は今でも忘れることはありません。生まれて初めて体全体から力が抜け、頭の中が熱く、目の前が真っ白になりました。

そして、その光景を教室の隅に集まって笑いながら、こちらを見る複数のクラスメイト。

その瞬間から、無視や休み時間に消しゴムを切り取ったものが投げられたりといった、世間一般でイメージされるような「いじめ」がはじまりました。

いじめられる立場になって

クラスで人気があった(目立っていた)ところから、一気に孤独に。

この状況の変化は、思春期に入る前のアイデンティティが確立されていない子供にとって、想像以上に厳しく受け入れがたいものでした。

「いじめ」を受けたことで、最もつらかったことは、無視など直接的な行為ではなく、これまで仲良く遊んでいたクラスメイトも、話すらしてくれなくなるという裏切りを受けたことでした。

また、仲間外れにされたことで、大好きだったサッカークラブを辞めることになったことです(「いじめ」の中心だったメンバーが急に入部し始め、居場所がなくなったため)。

当時サッカー選手を夢見て、毎日クラブに打ち込んでいた私にとっては、とても辛かったです。

これらが理由で、本気で死にたいと考えるようになりました。

いじめは小学校を卒業するまで続き、私は私立の中学校に進学したことでいじめから解放されました。

いじめから学んだこと

「いじめ」から学んだことは、大きく2つです。

  • 自分と向き合うことができ、自分の強さや弱さ、長所や短所を理解することができたこと
  • 最後まで、自分の味方でいてくれる家族や友人がいてくれたこと

後者は学んだというよりも、救われたというほうが正しいかもしれません。自分に対して無償の愛を与えてくれる相手に、必ず恩返ししなければと強い想いが芽生えました。

人には色んな考えや境遇のものがいて、それぞれが自分と同じように悩み考え行動していることがわかり、人によって接し方などを変える必要がある柔軟性のようなものも身につきました。

人に少し優しくなれました。人に本当の意味で優しくしてもらいたいと思うようになりました。

大人になった今、周囲から芯があるとか、独特の色があると評価されることが多いのは、この「いじめ」を受けた経験によるものが大きく、「自分」という人間を形成する良いきっかけになったと思います。

いじめられている人へ

「いじめ」を受けている方へ、これだけは伝えたい。世界はそのコミュニティだけではありません。「いじめ」が原因で死ぬくらいなら、そのコミュニティを脱すればいいと思います。

自分を強くもってください。自分の可能性を信じてください。味方は必ずいるはずです。

どんな理由であれ、「いじめ」は許されません。「いじめ」は最低です。

今でも、「いじめ」という単語に対しては、過敏に反応してしまう自分がいます。自身では、もう完全に乗り越えたと思ってはいても、当時のことがふと夢に出てくることがあります。

しかし、起きてしまったこと、過ぎてしまったことを後悔しても時間の無駄です。

おかしな話、もしかするといじめにあったことで、今の自分が形成され、幸せな生活が送れているのではと考えると、悪いことだけではなかったなとも思います。

いじめられていた当時は本当に死にたいと考えていたのに、今はこのように考えることができる。

あなたにもこういう日がきっと訪れると思います。死なないで、生きて欲しいです。

-いじめ

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