いじめる側からいじめられる側へ。標的にされた私が死にたいと思った体験談

更新日:

寄稿者:ななえ(20代後半・会社員・♀)

はじめまして。現在、OLとして働いているななえと申します。今回、私の中学時代のお話をさせて頂きたいと思います。

転校した先の学校で、中々友達のできなかった私。そんな独りぼっちの私は、いじめグループに所属することで、友達ができました。(今思うとそれは友達ではないですが…)

ところがある日、いじめの標的が私に変わったのです。いじめる側からいじめられる側へ…。

今でもあの頃を思い出すと、頭を抱えてしまいたくなる程です。辛くて辛くて死んでしまいたい、朝が来ないでと何度も願いました。

スポンサーリンク

いじめグループにはいることで、友達をつくった中学生の私

私は小学校卒業後に引っ越しをした為、知り合いも居ない中学校へ入学しました。2つの小学校から集まっている中学にも関わらず、すでにグループはできていて、孤立した私。

入学前に「友達たくさん作るぞ!」なんて意気込んでいた私も気付けば意気消沈。誰とも話す事ができずに何週間も過ぎてしまい、部活を決める時期になってしまいました。

入学前からバスケットボールがしたいと考えていた私はバスケ部に入部しました。バスケットボールの経験は全くありませんでしたが、きっと初心者もたくさんいるだろうと考えていました。

しかし、蓋をあけると新入部員は全員ミニバス経験者。教室だけではなく、部活動でも浮いた存在になってしまったのです。

私なりに練習しましたがなかなか上手くならず、悔しい思いを何度もしました。そんな日々が続き、季節は春から夏へとかわっていました。

ある日部活へ行くと、いつも盛り上げ役だった子がぽつんと座っていました。

様子がおかしいなと思いましたが、ここで話した事もない私が声掛けるのも変だよなとか色々考えていたところ、後ろから私を呼ぶ声が…。

「ななえちゃん。」

名前を呼んだのは、バスケ部一年でリーダー的な存在の女の子。

状況が分からない私はとりあえず呼ばれる方へ。そこで繰り広げられてた会話は盛り上げ役の子の悪口でした。

そう、バスケ部でいじめが始まったのです。

いじめはいけないと分かっていた私でしたが、それよりも中学校で初めて人と会話ができた喜びの方が勝ってしまいました。

同級生をいじめる事だけでつながったちっぽけな絆

盛り上げ役の子へのいじめは壮絶でした。靴紐を両側で縛り、気付かずそのまま履いて歩き出そうとし、派手に転んでいる姿を私はみんなと一緒に笑っていました。

今、その頃を思い返すと申し訳ない気持ちでいっぱいになります。しかし、当時の私はやっとできた友達を大切にしたかったのです。

主犯は私ではなく、リーダー格の子。ただそれを見て笑っているだけでグループの輪に入れる。こんなおいしい話はない。

浅はかで愚かですが、当時の私はその程度しか思っていませんでした。

突然、いじめる側からいじめられる側へ

季節は夏から秋へと変わり、変わらぬ毎日を過ごしていたと私は思っていました。

体調不良で数日間学校を休んでいた私は、久しぶりに部活へ行くと目を疑うような光景を目の当たりにしました。

数日前までいじめられていた盛り上げ役の子がグループの輪に入っているのです。

内心びっくりしましたが、休んでいる間に仲直りしたのだろうと思い、挨拶をしながら近付いて行くと、私の方を向いたのにも関わらず、返事をしてくれないのです。

一瞬で私は気付きました。

次は私がいじめられる番だということに。靴紐のいじめも受けました。教科書もプールに投げ込まれていましたし、上履きもナイフような物で切られていました。

盛り上げ役の子へのいじめより酷い仕打ちをされている気分でした。

母にも先生にも相談出来ず、仕方なく登校していた私でしたが、ある日廊下を歩いていると何かが後ろから飛んできたのです。

飛んできたのはカッターと数十個の画鋲。

私はいつか殺されるのではないかと恐ろしくなったのを今でも思い出します。殺されるくらいなら、自ら死にたいと何度も思いました。

夜ベッドに入っても、どうか朝よ来ないでくれと神様にお願いしましたが、次の日もその次の日も朝はやってくるのです。

救ってくれたのは、やはり家族

気が付けば私は痩せこけており、家でも無口な事が多くなっていました。そんな姿を見て母は私に優しく話しかけてきました。

『何があったのか話してごらん?』

私は正直に中学でいじめられていることを話しました。今まで泣かないようにしていたせいか、涙ってこんなに出るのか!というくらいまで泣き続けました。

『学校、行きたくないなら行かなくていいよ』

母はこのように言って、私と一緒に泣いてくれたのです。母の優しさが私のささくれた心に染みました。

私はいじめられて初めて気づいたのです。一番の理解者は家族ということに。もっと早く相談すれば良かったと後悔しています。

死にたいと思っていた事も悔やみました。友達に励まされるよりも、まずは家族に話を聞いてもらう事が重要なのかもしれません。

いじめが辛くて悩んでいる方へ

今悩んでいる方、どうか一人で思いつめないで下さい。あなたのすぐそこに家族という味方がいることをどうか忘れないで下さい。

あなたのことをよく見てるのは家族です。話す事で少しは気持ちが軽くなります。

悲しい事や苦しいこと、一人で考えていると悪循環です。悪い事を考え出すと止まらない時があります。

私は今、凄い大好きだと思える人に出会えました。あのとき死ななくて良かったと今では思えます。それも話を聞いてくれた母のお陰でもあります。

-いじめ

Copyright© 生きる意味をもう一度見つめ直すきっかけに/人生の谷間 , 2018 AllRights Reserved.