会社を辞める理由で最も多いのが『人間関係』
上司や同僚、部下との人間関係が原因でストレスが溜まり、疲れてしまったという人へのアドバイスを紹介します。
人との接し方を学ぶのは仕事内容を理解するのと同じくらい大事。
しかし、嫌気がさすような人間関係が生まれるのは、会社の社風に原因があることも多いです。
転職という選択肢も視野にいれて読み進めてもらえたらと思います。
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上司との関係がうまくいかない
職場での人間関係が原因でストレスが溜まるケースは多く、上司に対する不満や不平は少なからずあるはずです。
仕事内容や待遇には満足していても、上司との関係がうまくいかないと会社に行くのが憂鬱になります。
ここでは問題をもつ上司のタイプを4つ紹介します。
上司から細かいことに対しても詰められる | 完璧主義者。部下を中々信頼できず口出ししすぎる。本人はリーダーシップがあると思っている。 |
理不尽なことしか言わない上司がいる | 出世を意識する上昇志向。社内での立場が強いものに対してはいい顔をし、部下には強くあたる。 |
執拗に馬鹿にされたりけなされたりする | 社会人になるまでの間にトラウマとなるような経験がある。社会的地位を得たことで、そりがあわないものには強く否定する。その行為はモラハラとも呼ばれる。 |
面倒見は良いが仕事ができない上司に悩んでいる | 誰にでも優しいが八歩美人のため、部下が振り回せれることが多い。マネージメント力がない。 |
いかがでしょうか。あなたの上司にあてはまるタイプはありましたか?
人間の自我は18歳くらいまでに形成されると考えられており、基本的な人格や性質を変えるのは並大抵のことではありません。
それが40代や50代ともなれば尚更です。問題がある上司を変えるのは難しいでしょう。
では、どうすればいいのか?
勤務中の時間を毎日いっしょに過ごす中で、このように対応すれば一番波風がたたない等、ある程度の対応策は見つかるものです。
「相手の上司に対して何も期待しない。もう諦めた。」という気持ちが意外と大切です。
同僚との関係がうまくいかない
職場に相性が合わない嫌いな同僚がいて、うまく関係を築けないと悩んでいる方はたくさんいます。
仕事をしていく中でプライベートでは絶対に仲良くならないような同僚とも話をして一緒に業務をこなしていかなければならず、ストレスが溜まる大きな原因です。
そもそも、どんな同僚に対して嫌気がさすのか見ていきましょう。
- 怠け者で仕事ができないのにも関わらずおべんちゃらばかり言っている
- 同性と異性では接し方が違ってずる賢い
- 相手の立場で物事を考えたり思いやりを持ったリできない
- 「でも」「しかし」「だって」と言い訳が多い
- 自分の主義主張を出し過ぎていて煙たが
このような同僚とも接していかなければならないのが仕事で、自分では良好な人間関係を築きたいと思っていても身体が拒否反応を示すことはあります。
しかし、だからといって「無視する」「嫌っていることをどことなく伝える」「嫌がらせをする」といった行動に移してはいけません。
今よりも更に職場環境が悪化する原因になり、「嫌いな人と働く」⇒「自分を嫌っている人と働く」となります。
人付き合いが上手な人は誰とでも分け隔てなく話をしたり平等に接したりでき、自分の性格を変えるのは難しくても相手を変えるのではなく自分に問題がないのかどうか確かめるのが大事です。
- 嫌いな同僚に、職場で会ったら挨拶するという基本的なことができていなかった
- ネガティブな思考で周りの同僚を知らず知らずのうちに不快にしていた
- イライラが言葉や態度にあからさまに出ていた
こんな状態では同僚との関係がうまくいかないのは当然のことですし、自分が相手を嫌っているように相手が自分を嫌う理由も分かるのではないでしょうか。
そこで、自分の嫌いな部分と良い部分を全て洗い出してみてください。
100%完璧な人間はこの世にいませんし、幾つもの悪い部分が出てきます。
つまり、良い部分と悪い部分を持った複雑な人間だと分かり、今職場で嫌っている人間に対しても一緒です。
自分の嫌いな部分を受け入れることができれば相手に対する理解も深まりますし、「嫌いだったけど、その部分を許容できるようになった」と考え方が変わるかもしれません。
部下との関係がうまくいかない
上司との関係をうまく築けても部下への接し方が分からないと嘆いている方は意外と増えています。
現代ではゆとり世代と呼ばれる人間が社会人となり、「常識がない」「マナーがない」「行動があり得ない」とイライラするケースは多いはずです。
- 嘘や正確ではない情報で言い訳をする
- 素直に謝れず「でも」「だって」というのが口癖
- 自分にとって都合の悪い情報や始末が悪い話を隠蔽する
- 与えられた仕事や指示された業務に対して影で不満を言う
- 自分のアドバイスを聞かずに固定概念を貫く頑固者
このような手におえない部下を持つ上司は大変で、「俺の苦労も分かってくれ・・・」とストレスを溜め込んでいるかもしれません。
しかし、だからといって「仕事ができない部下だから自分でやった方が早い」「教えるのが面倒」「信頼できないから不安」と考えている人は上司に向いていないので注意が必要です。
最高のチームを作って大きなプロジェクトを成功させたいと考えているのであれば部下と上司の信頼関係が大事で、自分の接し方に問題がないのかどうか見つめ直した方が良いでしょう。
考え方を少し変えてみてはいかがでしょうか。
嫌われているような気がする | 無意識のうちにパワハラやセクハラなど相手を不快にさせているのではないか? |
仕事が全くできない部下がいる | 論理的に整理して仕事内容を部下に伝えられていないのではないか? |
部下のモチベーションが低い | 部下の話を全く聞いてあげられていないのではないか? |
陰口を言われている | 叱りつけるばかりでその後のアドバイスやフォローができていないのではないか? |
自分に落ち度がある場合もあり、上司である自分が部下に対する接し方で人間関係を悪くしている可能性もあると心得ておいてください。
退職を決断するときのポイント
退職を決断するときのポイントとして、人間関係での悩みの増幅が最も大きいのではないでしょうか。
会社で仕事をしていくに当たり、上司や同僚、部下と付き合っていかなければならず、意見が食い違うこともあります。
意見が食い違うだけであればまだしも嫌がらせをされるケースもあり、人間関係は簡単に解消されないからこそ深い悩みとなるのです。
とは言え、今の会社を一生続けなければならないわけではありませんし、人生に無数に存在するピリオドの1つでしかないので深刻に考える必要はありません。
しかし、仕事をしてお金を貰っている以上、自分が満足できる全ての条件が揃った職場は100%存在しません。
待遇面や人間関係、職場環境や福利厚生など気に入らない部分が少なからずありますし、新しい職場へと移っても自分のコミュニケーション力に問題があればより良い人間関係を築けないこともあります。
そのため、「上司が嫌いだから・・・」「同僚と合わないから・・・」という理由だけで決断するのではなく、「将来の自分を見据えている」「転職活動を行うに当たっての十分な貯蓄がある」など、人間関係+アルファの理由を考えてみてください。
まとめ
以上のように、一緒に仕事をしていく中で上司や同僚、部下とうまく関係を築けない時にどのような対策をすれば良いのかまとめてみました。
人間関係のもつれは退職の理由になりやすく、今まで育った環境が全く異なる複数人が集まって仕事をしなければならないので当然です。
それでも、「あれも嫌だこれも嫌だ」と駄々をこねていても始まりませんし、どんな仕事でも人とのコミュニケーションを疎かにしてはいけないと心得ておきましょう。
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人間関係が原因で、精神的に辛くなりうつ病…。なんて最悪の結果だけは避けたいですよね。
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