うつ病で死にたい…。仕事ができなくなった私の辛い経験。

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寄稿者:マエダ(40代半ば・会社員・♂)

私は38歳の時の転職と共に会社内の強い風を受けて、PTSD~うつ病を経験しました。

この数年間に及ぶ辛い闘病から学んだことを、同じように苦しんでいらっしゃる同志に届けることが出来れば私自身も救われます。

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PTSD発症までの経緯

私は現在46歳でサラリーマンをしており、夫婦と子供4人で田舎において普通の暮らしを営んでいます。こんな私が38歳の時に転職して今の仕事に就いた時の事です。

それまで経験してきた業種のステップアップとして意気揚々と今の会社に転職して、これまでに培った能力をいかんなく発揮しようと鼻息も荒く業務に明け暮れていました。

そんなある日、社内での大幅な人事異動が施され私の直属の上司に社内でもトップクラスの悪評の人が着任する事になりました。

私はスキルで勝負しようと業務を遂行していたのですが、流石にこの時ばかりは進退を考えてしまいましたが今までのスキルを考慮して残留を決意しました。この時はまだそんなことが現実に起こっているとは知りませんでした。

そして数日一緒に業務をこなしていきましたが、その上司は初めこそ静かにしていましたが徐々に理解できない言葉を発するようになっていきました。

「何しとんのや!殺すぞ!」
「死ね!」

こんな暴言が日に日に増していき、その上司の直下の部下である私はそのあおりをまともに受ける様になっていきました。

次第に出勤しても笑みひとつ浮かべられなくなり、会社に行く事さえ辛く感じるようになり、遂にはそれまで好きだった音楽を聴いてもこれが何の解決になるのか?という心理状態になっていきました。

体がだるく頭が痛く会社に近づくと吐き気さえもよおす様になり、近所の内科を受診しました。

一通り検査が終わり診断結果を聞くと、どこにも所見は見当たらないという結果で私は自分の気持ちが弱いんだと思っていた所、その医師は精神的な検査も同時にしておられPTSDだと思われるので精神科に行きなさいとの事でした。

一体、私の体に何が起きているのか全くわからないままその内科を後にして、精神科にお世話になるのだけは嫌だと今まで通り職場に通いました。

PTSDからうつ病へ悪化

私はしばらく精神的なものと身体的な両方の辛さに耐えながら業務を遂行していましたが、本心は人と会うことが出来ないほどの精神状態になっていました。

来る日も来る日も「あいつを辞めさせようと思ってシカトしてる」などと私の部下の事もそのように言われ、私はその部下の前では「大丈夫だから純粋に業務をこなして笑っていこう」と言ってきましたが、いよいよ私的に限界が来ていました。

自分の公休日になると、一日中布団にくるまってとにかく寝るようになりました。この時の心境は、寝る事によって現実との繋がりが切れる、その間は考えなくていい、というもので現実逃避の症状です。

家族ともほとんど会話を交わすこともできずひたすら寝ているため、妻も心配はしていましたがどう声を掛けていいのか分からない様子でした。

私はそういった事にも気が付いてはいるのですが、家族に話したところで今の苦しみが楽になることはない考えていました。

もう自分自身何をどうしたら良いのか全く分からず、ただただ寝て現実から少しでも逃げたい気持ちで一杯でした。

夜中になっても次の日会社に行くのが嫌な事で頭が一杯で、会社に行かなくていい方法は?と考えた挙句、「死」の選択が見えるようになりました。

自分でも何とか楽になりたい気持ちはあるのでインターネットでうつ病のネット診断をしたりして良い結果を見ようと思いましたが、どれも重度のうつ病との診断結果でした。

病院に通院する事と抗うつ薬を飲用する事だけは避けてきたのは、この時は自分を保つための強力な心の寄り所となりました。

うつ病から快方へ

私は夜な夜な「今日こそ死のう」「家族に迷惑の掛からない方法は」などと考えながら一方ではなんで今こうして生きているのだろうという両極端な事を考えながら、快方のきっかけを見つけるべくひたすらインターネットでの情報に頼りました。

ある日、昔の平和主義者の偉人が残した言葉を目にする事があり、ほんの少し進む方向が見えたような気がしました。

「何があっても愛を与え続けなさい」
「生まれてきたのは人生を楽しむため」
「人に親切にするため」

このような言葉を見た時、なぜか救われた気持ちになりました。この病気をするまでは、自分に特別響かなかった言葉たちです。

それから哲学に関する情報や書籍などを収集して「自分自身を納得させる」ように動きました。すると一歩快方に踏み出した足がとても滑らかに上へ上がっていく事が感じられました。

肩の荷も下りたような気持になり精神的にも徐々に「何でも来い」という風にポジティブに変化していきました。

その後の会社での変化

この加速は割と勢いがあり、仕事面でもどんどん「強い自分」に変わっていきました。やはり今までの暴言は正論で考えるとおかしい!

何でそんなレベルの人に病気にさせられないといけないんだ!という腹立たしさまで起きてくるようになり、そういう人達に今度は正論で勝負してやろうという気持ちが沸いてきました。

こうなってくると自分でも恐ろしいくらいに真っ向から立ち向かうようになります。誰とでも正論で議論したくなります。

今現在はこのように一回り強くなった自分が存在して世の中の不条理と闘い、同じように苦しんでいる人へ声を掛けて生活を営んでいます。

精神病は自分で気づかないうちに発症しています。そうかな?と思える事があっても自分の心の弱さで片づけてしまうから手遅れになります。

この病気は中途半端というものがなくて初期の内か重度までになって時間を掛けて這い上がってくるかのどちらかです。

できれば初期のうちに改善してもとの自分に戻る事が良いので、体調が思わしくない日が続いたり今までの趣味が楽しく感じられなかったりすれば自分のためにまず病院を受診する事をおすすめします。

誰のためでもありません、自分のためです。

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